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スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)

●スウェーデン式サウンディング試験とは

土の硬軟や締まり具合の判定や、軟弱地盤の層厚確認などを目的として行われます。2階建てまでの木造建築などの様にあまり重量がない小規模建築物の地盤調査に利用され、ボーリング調査に比べ、早く安価にできるのが特徴です。

スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)から得られる数値は、「換算N値」と呼ばれ、ボーリング調査の標準貫入試験で得られるN値と同等または、参考値として読むことができます。

参考: スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)とは

名前の通りスウェーデンが国有鉄道の不良路盤の実態調査として採用したのが始まりで、日本では1954年頃堤防の地盤調査として導入したのが始まりという歴史の長い試験方法です。

スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)での不明瞭な支持層確認には、ミニラムサウンディング試験の併用が確実です。

メリット
  1. 小規模構造物建築での調査では主流である。
  2. 機械が小型のため、狭い範囲で調査可能
  3. 軟弱では10m以上の深度も可能
  4. 通常はGL-5~10m程度
  5. 狭いところでも体が入れるスペースがあれば可能
  6. 傾斜地や階段でも道具を運べる
  7. 調査時間が短い。費用がボーリングに比べ安価
  8. ポイント数を多くとれるので地盤の変化をよくとらえられる

ボーリングのデメリット
  1. 礫層の貫入やN値15以上は貫入不能
  2. 土の試料が取れないため、概略的な土質の判定しかできない
  3. 盛土に大きなレキやガラがあると貫通できず、盛土下位地盤の調査ができないことがある
  4. 硬い→締まった地盤に達すると貫入困難または不能となり、その厚さを確認できない。すなわち杭の支持層の確認は難しい。
  5. 深度を増すとロッドの摩擦抵抗によりデータの信頼性が低くなる

 

●測定方法 一例

  1. スクリューポイント連結ロッド(長さ0.8m)の先端にスクリューポイントを取り付ける。
    ポイント端から50cm程度のところに載荷用クランプを固定する。
    底板を通して調査地点上に鉛直に立てて支える。
    ここで、地表面近くに測定のための基準面を設ける。
  2. まず、このままでロッドが地中に貫入するかどうかを確かめる。
    貫入する場合は貫入が止まったときの貫入量を測定し、荷重50Nの貫入量として記録する。
  3. 次に100Nのおもりを載荷用クランプに載せる。
    2.と同じ操作を行い、荷重150Nの貫入量として記録する。
  4. 次々と荷重を増加して、3.の操作を繰り返す。
    荷重の段階は、50N、150N、250N、500N、750Nおよび1000Nである。
  5. 試験中に載荷用クランプが底板に達した場合には、荷重を取り除く。
    ロッドが足りなければ継足し、クランプを50cm引き上げて固定し、4.の操作を引き続きおこなう。
  6. 例えば、ある荷重段階でロッドの貫入速さが急激に増大した場合、そのまま貫入させる。
    貫入状態に関する観察記録を詳しくとる。
  7. 荷重1000Nでロッドの貫入が止まった場合、その貫入量を測った後、そのままハンドルを取り付ける。
    ハンドルに鉛直方向の力が加わらないように右回りに回転し、次の目盛線まで貫入させるのに要する半回転数を記録する。
  8. 回転貫入の途中で、貫入速度が急激に増大した場合、回転を停止し、 1000Nの荷重だけで貫入するかどうかを確かめる。
    貫入する場合には3.の操作から繰り返す。
  9. 回転貫入の途中で、貫入速さが急激に減少した場合、一旦回転を中止する。
    それまでの貫入量に対する半回転数を記録した後、測定を続る。
  10. スクリューポイントが硬い層に達し、貫入量5cm当たりの半回転数が50回以上となる場合、ハンドルの反発力が著しく大きくなる場合、大きな石などにつき当たりその上で空転する場合、測定を止める。
  11. 測定が終えたらおもりを下ろす。引抜き装置によって全ロッドを引抜く。数を点検し、スクリューポイントの異常の有無を調べ、調査を終了する。

 

 

 

その他の地盤調査方法もあります。

  • ミニラムサウンディング
  • ボーリング調査
  • 土壌調査